医療生協とは

医療生協とは、地域の人々が、それぞれの健康・医療とくらしにかかわる問題を持ち寄り、組織をつくり、医療機関を持ち、運営し、それらを通して、その医療機関に働く役職員・医師をはじめとした医療専門家との協同によって、問題解決のために運動する、消費生活協同組合法(生協法)に基づく住民の自主組織です。

医療生協の4つの特徴

1)健康な人々が多数をしめる医療団体
2)保健・予防・健康づくりとそれを保障する制度の充実を重視する
3)住民の参加を保障する民主的な医療機関を持っている
4)組合員が主権者として活動する場としての班を組織している

活動内容

健康づくり

「自分の健康は自分で守る」という医療生協の考え方の根幹を支えているのが、班会活動です。近所の人や友人たちで作った3人以上のグループを一つの班として、健康チェックや食生活の改善、保健学習、健康診断などを行い、組合員の健康を維持し、生活の見直しや改善をすすめています。

【8つの生活習慣】
① 生活リズムを整え快適な睡眠をとりましょう
② 心身の過労を避け、充分な休養をとりましょう
③ 禁煙にとりくみましょう
④ 過度の飲酒をしないようにしましょう
⑤ 適度の運動を定期的につづけましょう
⑥ 低塩分、低脂肪のバランスのよい食事をとりましょう
⑦ 間食せず、朝食をとる規則正しい食生活をしましょう
⑧ 1日1回以上よごれを落としきる歯みがきをしましょう

【2つの健康指標】
① 適正体重、適正体脂肪、適正腹囲を維持しましょう
② 適正な血圧をめざしましょう

暮らしの協同・支えあい

医療福祉生協は、介護保険からはずれて困っているということから出発した「たすけあいの会」、ひとりぼっちの「食事は寂しい」の声から始めた支部を活用しての高齢者の食事会、手作りのお弁当を届けようと始まった配食弁当、一人暮らしの夜間が心配との声に緊急通報装置の設置運動、核家族で「子育ての悩みが相談できない」の声に応えて始まった子育てサークル、班や支部でのくらしの支え合いなど、くらしの協同がすすんでいます。

楽しい多彩なとりくみ

健康まつりや支部旅行、班旅行をはじめ、新春のつどいなど季節に合わせた楽しい行事を行っています。体操教室やさまざまなサークル活動など年間を通して多彩なとりくみをしています。