【ちょっと 一服】おやつ

2018年2月14日

玉川四丁目 野田 鏡子

 

弟からの年賀状に、「孫のおやつに気を使う。自分の子供の頃を思い出す。」とあった。
私達の子供の頃、おやつ等というものは、親もあまり気にしていなかった。というより、そんな余裕はなかったろう。それでも、たまにゆで卵を、おやつとして食べたことは覚えている。当時、卵単一で小売店が成り立ち、店先の裸電球に一箇ずつかざして丁嚀に調べて売っていた。
母は手土産として卵をよく使っていて、モミ殻の中に収まった箱入りの卵は充分に見栄えのする贈り物だった。
さて、弟のおやつの思い出とはどんなものだったのだろう。

※昔は冷蔵保存や消費期限がなかった為、卵を電球に透かして傷んでいないかチェックしてから販売していました。