どうしたら介護保険を利用できるの?
2018年7月25日
先日、ある組合員さんから、「おとうさんが歳いってきて、家から出ずにいたら、だんだん物忘れが出始めてん。介護受けられんやろか…。介護の事、なんも知らんねん。どうしたらええの?」という相談を受けました。このように、どうしたら良いのか全くわからないというお悩みをよく頂戴します。
介護保険がスタートして18年になりますが、自分が必要に迫られないと、なかなか知ろうと思わないものです。
そこで、今回は介護保険の利用についての再確認をしましょう。
介護保険は基本的に65歳以上の人が利用できます。ただし医療保険とは違って、誰でも利用できるわけではありません。「わたしは介護保険が必要です」と言う「認定」を受ける必要があり、認定を受けるためには、行政に「申請」をする必要があります。「えっ、認定?申請?…全然わからへん。どうしたらいいの?」と思いますよね!そんな時は…最寄りの医療生協の職員にお尋ねください。介護保険の申請や様々な手続きを、介護支援センターえがおのケアマネジャーがお手伝いします。
申請後に行われる認定調査と主治医の意見書等をもとに、介護認定審査会が要介護認定区分の判定を行い、申請から30日以内に認定結果と介護保険被保険者証が郵送されてきます。
要支援1〜要介護5までの介護度が決まれば、担当のケアマネジャーがどんな介護サービスがいいのか、どのような利用の仕方をすればよいかといった「ケアプラン」を作成してくれます。ケアマネジャーと費用や利用の仕方などについて、しっかりと話し合って下さい。
介護保険制度を上手に利用して、自分らしい生活を送りましょう。
デイサービスたんぽぽ
室長 松本 清士