ばらんす!バランス!! 食・息・動・想
2014年1月29日
(想)
他人に代わってやってもらう事の出来ない四つの活動、食(飲食)息(呼吸)動(身体運動)想(精神活動)のうち、今回は、「想」について書いていきます。
「想」も自分自身でコントロール可能です。簡単な実験をやってみましょう。例えば「うれしい」と声に出して十回言ってみましょう。どんな気分ですか?次に「畜生」と十回声に出して言ってみましょう。どうですか?どちらが気分良いですか?気分だけでなく、顔の表情も変化がありませんか?「うれしい」と言っている時は、段々にっこり、穏やかな表情になってきますが、「畜生」と言っている時には、悪い人相になってきて、自然に舌打ちが出る事もあるでしょう。
(動)のところでも書きましたが、「気持ち良い」「心地よい」「快」というのは、体が喜んでいるサインです。この事から人間は、自分の発する言葉によって、気分も体も変わるという事です。
人間は、一般的に他人の話はあまり聞いていませんが、自分の発する言葉は必ず聞いています。ですから良き言葉を発して(すなわち聞いて)、良い自己暗示をかけましょう。
この事がわかれば、実生活において応用しましょう。例えば鏡に映っている自分に向かって、「いつも決まっているね」「○○(自分の名前)の笑顔は最高にかわいいね」「○○はええ男やね」等々と言ってみましょう。また人間は、自然の恵みと家族・友人や周りの人々に支えられて生きています。その事に心を向け、気が付いたら「私は恵まれている」「ありがたいな」と口に出して感謝しましょう。気持が明るくなり、行動は親切になります。
口癖とは怖いものです。癖ですからほとんど無意識にやってしまいます。皆さんも我が身を省みて、もし悪い自己暗示をかけるような言葉を発していたら、改めましょう。
※上記は連載記事です。連載9以前のものは、「機関紙ほのぼの」のバックナンバーをご覧ください。