健康づくりの中心テーマは”減塩” 保健講座 美味しく食するポイント学ぶ
2016年12月7日
全国の医療生協では、活発に減塩運動に取り組んでおり、一日塩分6gの普及をすすめています。その運動の総称を「すこしお」と言い、「少しの塩分」で「すこやかな生活」をめざしましょうと呼びかけています。
保健活動委員会は10月24日、福島区民センター301号室にて『塩分摂りすぎてませんか?簡単おいしい減塩料理』と題して、「すこしお」の保健講座を開講しました。講師に、よどがわ保健生協管理栄養士の高見泉美氏を迎え22名が参加しました。
当日は、参加者が普段家庭で作っている「みそ汁」を持参していただき「塩分チェック」を行いました。そのほとんどが塩分控えめの「みそ汁」で、講師も思わず「皆さん、すばらしい!」のひとこと。
そして、「塩分濃度の違う「ソーメン汁」を試飲した後、「すこしおレシピ」に基づいた「焼きいなり寿司」を試食しました。このいなり寿司は、油揚げを甘辛く煮込まず味を焼き付ける事で塩分をカットし、さらに塩を加えない寿司酢を利用して減塩したもので、物足りなさもなく参加者に大変好評でした。
講演では、減塩の必要性を生活習慣病の概要・リスク等を具体例にあげながらわかりやすく解説され、減塩生活のポイントや長く続ける秘訣・工夫などを学びました。
塩分の制限は高血圧の予防と治療、脳卒中や心臓病等の循環器病の予防に重要で、循環器以外の病気にも好影響が期待できます。できそうなことから実践し、「すこしお」で、健康寿命を延ばしましょう。