原発ゼロに確信!! 37 人が参加、熱心に学習

2014年10月22日

青山先生の話に聞き入る参加者(8月20日:野田診組合員ホール)

青山先生の話に聞き入る参加者(8月20日:野田診組合員ホール)

当生協社保委員会は8月20日、元近畿大学准教授で日本科学者会議事務局次長の青山政利氏を講師に招き「脱原発」をテーマに学習会を開催、職員22人・組合員15人が参加しました。

青山氏は、生命を育んできた地球環境の素晴らしさを、宇宙や地球が歩んできた歴史の視点から捉え、今後、人類が平和で健やかに生きていける永続可能な社会を築いていくうえで、「平和・環境・人権」の3つのキーワードが大切にされなくてはならないこと、そして、そのためには原発のない社会を目指さなければならないことをわかりやすく話されました。

福島の原発事故について青山氏は、①放射能がダダ漏れで、人類が初めて経験した大事故であったこと、②事故処理ででてくる廃棄物の管理(特にプルトニウム)は少なくとも10万年はかかること、③汚染水漏れの処理もままならず、ゴーストタウン化した地域に汚染土の袋が何の処理もされず山のように積み上げられていること、④14キロも離れた牧場にはいまも300頭の牛が放置され、汚染され続けている餌を食べ、子牛が生まれてきている様子など生々しく報告。

3年半がたったいまもこうした現状に、参加者は何ともやりきれない思いで聞き入ってました。

最後に、福井県の大飯原発再稼働の差し止め判決について言及。何よりも「人格権」の侵害にまで踏み込んだ画期的な判決文をもとに学び、今後の運動に大いに生かすことができました。

参加者は「原発に頼らないエネルギー社会を目指さなくてはならない」「原発ゼロの必要性に確信を持てた」「川内(せんだい)原発の再稼働を許してはならない」など感想を語っていました。