捨てるウンチで拾ういのち 大腸がん健診 月間(1~3月))433人が受診

2014年5月14日

早期発見、3人の方が命拾い
年間受診人数過去最高の838人

福島医療生協は1月~3月、「大腸がん健診月間」に取り組みました。例年にない寒い日が続きましたが、支部組合員さんと職員合同で地域訪問を強めるなどして、3ヶ月間の短期間で433人が受診され、年間トータルで838人と過去最高の受診数となりました。大腸がん健診は自宅での検便2回法で実施しました。

結果は「異常なし」の方が745人、「要精密検査」の方が93人、うち53人の方が病院で精密検査を受けられました(4月28日現在)。その結果、「異常なし」の方が11人、ポリープ等が見つかった方が20人、うち「がん」と診断された方が3人いらっしゃいましたが、早期発見により命拾いをされました。

大腸がんは、早期の段階で発見できれば、高い確率で治せる病気です。しかし、早期の段階では症状を自覚することがほとんどないため、発見が遅れることがあります。「どこも悪くないから、自分には関係ない」と考えるのではなく、「どこも悪くないけれど、がんが隠れているかもしれない」という意識をもって、大腸がん健診を受けることが大切です。

今回命拾いされた方の中にも、2年前に実施した時は異常がなかった方がいました。

「昨年受けたからもうイイ」と言わず、40歳を過ぎたら毎年大腸がん健診を受けましょう。当生協では、肺がん・胃がん・特定健診・総合コースなど組合員健診を実施しています。大腸がんとセットで年に1度は健診を受けましょう。