新年のごあいさつ
2016年1月1日

理事長 高本東行
組合員の皆さん、新年あけましておめでとうございます。
昨年は皆さんにご協力をいただいて吉野診療所の野田診療所への統合や福島民主診療所デイケアの統合などを実施させていただきました。おかげさまで少しづつ改善はすすんでいるものの、昨年4月の介護報酬制度の改悪等によって厳しさは猶予できる状況にはありません。この医療や介護業界の厳しさは他所でも同じです。
安倍首相が新たに打ち出した「新しい3本の矢」の一つである「安心につながる社会保障」(介護離職ゼロ実現)とは何を根拠に言っているのでしょうか?たび重なる介護制度の改悪で施設の倒産や閉鎖が激増し、介護専門学校は生徒が集まらず閉校が相次いでいます。このままでは社会保障がつぶされることになりかねません。
迎えた新しい年は政治家の発言はもちろん、巷にあふれる「ホンモノ」と「ニセモノ」をきちんと見分ける年にしましょう。テレビのニュースやコメンテーターの説明は眉に唾をつけて聞く、健康食品のコマーシャルは「一部の人の感想である」等々。
特に要注意は安倍さんと前大阪市長の橋下さんです。そして「おかしいことはおかしい」と思い切って発言し行動することが大切です。黙っていることが戦争につながり、新たな貧困を生み出してきたのですから。