班会開き活かしていこう-保健講座で大いに学ぶ_講座①睡眠時無呼吸症候群
2015年11月25日
保健活動委員会は健康づくりに活かす取り組みとして今年も「睡眠時無呼吸症候群」( 10 月13日)、「嚥下体操」(10月26日)の2講座の保健講座を福島区民センターで開催。参加者は講師の話に熱心に聞き入り、「よくわかった」「ためになった」、「嚥下体操は班会を開き継続して取り組みたいね」など感想を語っていました。
「睡眠時無呼吸症候群(以降SAS)」の講座は福島民主診療所の鳥居優美子・看護師を講師に開催し24名が参加しました。鳥居看護師によるSASについての概要・リスク等の話しのあと、実際に治療で使用している機材を扱っている業者から検査と治療について説明を受け、参加者は医療機器の装着体験を行いました。少し専門的で難しめの講義内容でしたが、皆さん真剣な表情で講演に聞き入っていました。いびき・起床時の口渇など症状に当てはまるという方からの相談も多数受けました。
この「SAS」とは、眠っている間に呼吸が止まる状態が繰り返される病気で、大阪府内に約18万人もの潜在患者がいると考えられています。具体的に、睡眠時に10秒以上の無呼吸が1時間あたり5回以上、あるいは7時間の睡眠中に30回以上の頻度で起こる場合を指します。9割が、舌がのどの奥に沈みこんで気道をふさぐのが原因で、肥満の人に多いと言われています。夜中に何度も目が覚めたり、大きないびきをかいたりするのが特徴で、昼間に強い眠気を感じたり、前兆なく眠りに落ちたりすることもあります。放っておくと高血圧症・脳卒中・狭心症・心筋梗塞などを合併する危険性が高まるとも言われています。いびきや無呼吸が気になる方は、一度、野田診療所を受診し気軽にご相談下さい。