Co2排出量削減を実践 阪急電車 摂津市駅の取り組み視察

2016年6月22日

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福島医生協社保委員会は、東日本大震災による未曽有の原発事故以来、脱原発・再生可能エネルギーをテーマに学習会を2回開催してきました。これまでの学習を踏まえ、環境に優しい取り組みを実践している「阪急電車・摂津市駅」のエコツアーを企画、4月21日に組合員さんと職員13名、他団体3名、総勢16名が参加しました。摂津市駅全体のエネルギー消費について、可能な限りCO2排出量を削減するという実践を、阪急電鉄本社職員のお二人から解りやすく丁寧に説明して頂きました。具体的には、①太陽光の自然エネルギーを駅の空調・照明・駅務機器等に供給、②LED照明を使用し消費電力の低減を計る、③雨水を貯蔵しトイレ洗浄水や緑地散水に利用、④エレベーターの惰行運転時に発生する回生電力を蓄電し使用するシステム、⑤男性トイレに、洗浄時に水を使用しない無水式小便器を導入、⑥駅務室等で使用する給湯器に、ヒートポンプ方式による省エネ型機器を使用、⑦駅舎外壁の緑化推進等々です。この摂津市駅は2010年に「南千里丘まちづくり構想」という官民共同施作事業での新駅として設置されたこともあり、6年余り経過しているにもかかわらず、駅周辺が植栽で大変美しく整備されているのが印象的でした。レンタサイクル事業も軌道に乗っており駅周辺に放置自転車がないなど、実際に見学しながら説明を受けることで、自分たちの周りでも実践できることがあるのではないかと大変興味深く有意義な見学会となりました。